20100413
2010年4月13日 12:22 - cityside - streetcorner (life)
2009年のよく晴れた春の日の夜、祖母の死を看取った。姉弟のような祖母。悲しみはないが、淋しさは心身に張り付いている、ということにときどき気づく。今日でちょうど1年が経ったのだが、その間、3日に1度の割で、彼女は夢に現れつづけた。死者に限らず、夢で逢えるのはうれしいものだ。病床での彼女は、二人きりになるとぽつりと、言うか言うまいか迷いながら、極力軽い調子で、「ずっと裕人の傍で、見ていたいよ」と言うのだった。それが彼女の僕に対する唯一の我が儘だった。
と、まあ、こんなことまで書くつもりはさらさらなかったのだが、寝付けずに見た明け方の夢に出てきた彼女が、「私のその思いを覚えててちょうだい」と言わんばかりだったので、僕としては譲歩して記すことにした。
H.



